安産治療

    

妊娠5ヶ月(妊娠16週ごろ)をこえたら、お産に向けての準備を始めましょう。     

    

スムーズなお産はママの体のためだけでなく、赤ちゃんにかかる負担も軽くしてあげられます。     

    

そしてもうひとつ大切なのは、出産後の母体の回復、いわゆる「産後の肥立ち」です。短時間でスムーズなお産は体への負担も最小限なので早い回復が望めます。     

    

かさい鍼灸治療院  
赤ちゃんを育てるのは体力勝負、そして気力も大切。
万全の体調で楽しいママライフをスタートさせるために、プレママさんの内側から準備を始めていきましょう。     



治療について
    

お産を軽くするための治療です。     

・温かくやわらかい子宮をつくります
    
分娩時に赤ちゃんをスムーズに押し出すには、子宮が十分に伸び縮みできる柔軟性が必要です。ゆったり伸びてぐいっと戻る、しなやかで弾力のある子宮を目指します。

治療では「安産の灸」を行います。じわーっと温かいお灸です。
「腎」「脾」「肝」の3つの経絡が交わる「三陰交」のツボにお灸をすることで、骨盤内(子宮)の隅々まで血が巡り、子宮の余分な硬さを和らげていきます。     


・骨盤周りの関節をやわらげ、赤ちゃんが出てきやすくします
    
分娩が近づくとホルモンの影響で、骨のつなぎ目がゆるくなります。
これは赤ちゃんを通りやすくするためですが、骨盤の関節が硬いとうまく緩まず、骨産道が広がりにくくなってしまいます。

恥骨や仙骨周辺、腰から臀部、大腿部にかけて丁寧にマッサージすることで、硬い関節にしなやかさを取り戻します。
効果の高い関節部分へのお灸も行います。     


・股関節をやわらかくし、お産の進行を助けます
    
お産の姿勢では、少しでも赤ちゃんが出て来やすいようにかなり股関節を開きます。この姿勢が楽にできるとよりお産がスムーズです。

治療では股関節周辺の筋肉・そけい部をほぐし、関節周りを柔軟にします。
状態に応じて、股関節のストレッチや、内転筋・骨盤底筋のトレーニングも行います。     


・胸まわり、肩まわりを和らげ、深い呼吸ができる体を作ります
    
分娩時にはしっかりした呼吸法が大切です。深く大きな呼吸は体をリラックスさせ、お産を軽くしてくれます。

胸や肩まわりの筋肉のコリ、締め付けを鍼・マッサージ・ストレッチなどで取りのぞくと、大きく息を吸いこむことができ、楽な呼吸ができるようになります。     


・自律神経を安定させ、ホルモンバランスを整えます
    
本来は出産をむかえると、子宮を収縮させ赤ちゃんを押し出す働きをするホルモンが自動的に分泌されます。この仕組みがうまく働かないと陣痛が弱かったり、子宮口がなかなか開かないといった事態が起きます。

必要なホルモンが適切なときに正しく分泌されるよう、自律神経を安定させる効果の高いツボや頭皮のマッサージでお産の前の緊張をほぐし、ホルモンバランスを整えていきます。
また、このホルモンは母乳の分泌を促進する作用もあるので、出産後の母乳の出をサポートする効果もあります。     


受療の目安・治療のペース
    

お産を軽くすることがメインの安産治療は、妊娠5ヶ月目を目安に始めます。*     

    

妊娠28週目ごろまでは10日~2週間に1回程度、28週目以降は出産まで週1回程度のペースでの受療をお奨めします。     

    

また、ご自宅でできる安産灸のやり方も資料をお渡ししてご案内いたします。
治療に来られない日はご自宅でお灸をしていただくとより効果的です。     

    

* 通常のマタニティ治療は妊娠何週目からでもお受けしています。
(こちらは妊娠中の辛い症状を改善、赤ちゃんの発育をサポートする治療です)
安産治療と合わせて治療ができます。どうぞご相談ください。     



初診に際して
    

治療は40分ほどですが、初回はお話を伺う時間を含め1時間程度かかります。     

    

母子手帳をお持ちください。
問診の際に、現在かかっている病院、出産予定の病院の連絡先などをご記入いただきます。     

    

替え着もご用意していますが、腕・膝下が出るゆったりしたお洋服であればそのままでも施術可能です。     

    

付き添いの方は、治療中は待合室でお待ちくださいますようお願いしております。      

    

【コース・治療費はこちら】
※初めての方は、初診費1,000円を別途頂戴いたします。